親切にしてもらうとお礼を返したくなる―好意の返報性

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親切にされると・・・

しくされたりすると、その好意を向けてくれた人に、好意を返したくなる心理が動きます。

 

”好意の返報性”という心理用語で知られています。

 

”好意を示したり、よい評価をする人物に対して、好意を持つようになる”
”嫌ったり、悪い評価をする人物に対して、嫌悪感を持つようになる”

 

人は自分の気持ちを他人に理解してもらうと、相手のことを知りたくなり、悲しみや苦悩なども一緒に背負いたくなるのです。

 

プレゼントをもらうと、「代わりになるものを返さなくては」という気になります。

 

借りを作れば、いつか必ず借りを返そうと思います。

 

心理的に、道徳的に、倫理的に、「お返しをしなくてはいけない」という気持ちが駆り立てられるのです。

 

これはすぐに理解できる法則です。

 

優しくされれば好きになり、嫌われれば嫌いになる、というわかりやすい心理作用です。

 

一方的に与えられるのは相手に対して悪い気になり、”交換”という形にすることで気を落ち着けることができます。

 

人は”交換”が大好きです。

 

お金という概念が出来る前から、物々交換で食べ物を手に入れ、欲しいものを得られる、というシステムが昔からあります。

 

コミュニケーションは交換の法則で成り立っていて、社会のルールです。

 

一方だけが得をすることが悪であり、お互いが結果を得られることを善しとします。

 

このことが無意識に心に働かされるのです。

 

「贈り物をもらった!なにか返さないと!」と。

 

贈り物に込められた相手の意思も意味も関係なく、もらった人は自然と「なに返そう?」と思うのです。贈り物の意味を深く考えたりせず、とにかくなにかを返したがるのです。

 

それぐらい強力な心理です。

 

なにかをしてあげると相手の心に残ります。相手が気に入ったことであれば好意が、気に入られなければ嫌悪が残ります。

 

行動さえ起こせばすぐに使える心理です。

 

親切にしてあげれば好意を持ってもらえるのです。

 

この好意の返報性を効果的に働かせるカギは、”共感してあげる”です。

 

たとえば、

 

好意の返報性を使って、泣いている人を泣き止ませる方法。

 

泣いている人に好意の返報性を働かせる一番の方法は”一緒に泣く”です。

 

「一緒に泣いてくれている」と感じるとうれしくなります。共感が生まれます。そして泣き止みます。

 

もしこれを「泣くな」と言ったり、泣いている理由とは関係ないことに話題を振ってしまうと、逆効果になってしまいます。

 

「こちらの気も知らないで」と理解されない思いが募り、気を逆撫でることになってしまいます。関係が悪化する元です。

 

人は自分の気持ちを理解されたいのです。そして、理解してもらうと好意を感じます。好意の返報性が上手く働きます。

 

しかし、

 

理解されていないと感じると嫌悪感を感じて、相手を嫌いになってしまうのです。

 

常に気持ちを理解しようという姿勢が大事です。その姿勢が感じられない相手には好意を持つことはありません。

 

親切心を大事にして人と接することが重要です。

 

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