ザイオン効果でうちとけていく

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うちとけていく心理

”ザイオン効果”といわれる心理用語があります。

 

単純接触効果、とも呼ばれています。

 

”刺激に対して、単純に繰り返し接触するだけで、その刺激に対する好意度が増す”
”よく熟知された刺激対象はよく好まれ、しかも、刺激に対してなにも見返りを求めずに好意を抱く”

 

というものです。

 

人間は新しい刺激を”理解できないもの”と捉えて不快感を感じます。理解できない存在は曖昧な判断しかできないのです。”良い”のか、”悪い”のか。瞬時に判断できず、不快感を覚えてしまうのです。

 

慣れないものには不安なのです。ストレスなのです。

 

しかし、

 

新しい刺激に何度も接触していくうちに、曖昧さが低下していき、単一の反応を示せるようになるのです。判断できるようになる、ということです。

 

刺激への曖昧が薄れて”良い”のか”悪い”のか判断できるようになり、ストレスを感じなくなって、不快感から心が解放されるのです。

 

ここからが大事なことなのですが、

 

曖昧さからくる不快感が解消されて、認知することができるようになると、その刺激からは逆に好ましさを覚えるようになる、のです。

 

最初は不安感を感じていたものが、次第に好きになる、ということです。

 

このお話で出てきた”刺激”というのは、見たり、聞いたり、触ったり、感じたり、匂いだったり、といった五感を刺激して入ってくる情報のことです。

 

たとえば言葉。

 

自分では口にしない、耳にしたことがなかった言葉。最初は口に出すのは違和感があるし、聞きなれない。パッとしない。

 

「なんでこんな言葉なんか使うんだ?」というような言葉。

 

職場などでないでしょうか?

 

「(なんて言ってんの?業界用語?)」と最初の頃に使いづらかった言葉が。

 

最初は「(この場面で言うのは合っているのかな?)」と思い、口にすることに違和感を覚えてストレスを感じます。

 

でも、

 

「周りのみんなが使っているし、なんとなくどこで使えばいいのかわかってきたし・・・」と、どんどん違和感を感じずに平気で口にできるようになります。

 

それどころか、”当たり前の言葉”になっている。

 

むしろ使いやすい。

 

という言葉をあなたは持っていないでしょうか?

 

・・・その言葉、本当に意味がわかって使っていますか?

 

言葉の意味をまったく知らない人に説明できるほどに理解しているでしょうか?

 

もちろん、理解しているとは思います。しかし、よく意味を理解していないのに使う人もいるのです。

 

”なんとなく”どの場面で使えばいいのかわかってきて、口にするのに違和感を感じなくなっている。よく意味がわかっていなかったとしても。

 

けど、それは全然構わないことなのです。

 

大事なのはその言葉を通してコミュニケーションが取れていることが重要なのです。

 

このたとえは、

 

”頻繁に使用している言葉は次第に好む傾向にある”ということです。

 

はじめは違和感→自然と好きになっていく

 

このザイオン効果は、本人にとってまったく意味を持たない刺激であっても効果があるとされています。

 

意味の無い文字、意味の無い写真であっても、接触する頻度が多ければ多いほど好意的な反応を持つようになります。

 

どんな種類の刺激であっても、ザイオン効果が働くのです。

 

もうひとつわかっているのは、接触した時間の長さではなく、接触した回数が影響するのです。

 

意味の無い写真を一日24時間見ていてもザイオン効果は働かないのですが、1時間を24回に分けて見るとザイオン効果が働くのです。

 

ではこの心理効果をどうコミュニケーションに活かせばいいのか、ということです。

 

頻繁に関わればいいのです

 

まったくテクニック的な要素はないです。

 

文字通りです。

 

少ない会話量でもいいので頻繁に話をしたり、相手が迷惑がらない程度にメールのやり取りをしたり、関わり合う回数を増やせばザイオン効果が働いて好意的になっていくのです。

 

挨拶をちゃんとする。

 

顔を見せる。

 

そんな些細なことから、相手の心理ブロックを崩していけるのです。

 

関わることに慣れてもらうのです。

 

実際、人間対人間でのコミュニケーションにおいても、長い時間を一日だけ過ごすより、短い時間を何度にも分けて行う方が良い結果が出ているのです。

 

良い印象が相手に残ります。

 

常日頃から積極的に人と関わり合いを持って過ごせばそれだけ友人を多く作れます。

 

好意は「NO」を「YES」に変える力があります。

 

最初はよそよそしい態度を取られたとしても、徐々にうちとけあっていけます。

 

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