愚痴の対応は邪険にしないで同調してあげる

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愚痴を聞いて欲しいだけです

と接していて、行動や言動から、自分に対する扱いがひどいと感じると、だれだって気分を害するものです。

 

それが愚痴になります。

 

愚痴は聞かされている方からすると、あまり楽しいものではありません。

 

イライラしている人の言葉は、聞いていて心あたたまるものではないですし、対応に困ってしまいます。うなずけばいいのか、聞き流していればいいのか・・・と。否定もしずらいです・・・。

 

ネガティブな感情のこもった相手の話は、こちらの気分まで転がり落ちてしまいそうになります。愚痴を聞いていると「はやく終わってくれないかな・・・」と思ったりしませんか・・・?

 

「そうだね!」と、”同調”するか。

 

「ふーん」と、”聞き流す”か。

 

「おかしいのは君じゃない?」と、”反論”するのか。

 

正しい対応は、”同調”する、です。

 

なぜ同調して、愚痴に対応するのかというのは、相手のことを考えての対応です。愚痴を口にする人が何を求めているか、です。

 

気分を害されて、苛立っている人がいます。「あいつムカつく!」と。

 

もし、激しく憤っていて短絡的な手段に訴えたり、悪い噂を流そうとしたりなど、ものすごく攻撃的な行動を起こしてしまうのなら、同調することはないです。それはいけないことです。

 

その人はとても怒っています。苛立っています。でも、晴れない感情をそのままにしていてもストレスがたまります。

 

やってはいけないことだとわかっているために、その怒りを吐き出す手段を変えるのです。

 

そのやりばのない気持ちを、だれかに話すことで晴らそうとするのです。

 

自分の気持ちに共感して欲しい、同情して欲しい、やさしい言葉で接して欲しい。なにか特別なことを主張しているわけではないのです。

 

それが愚痴です。

 

ただ、話を聞いて欲しいだけ

 

それ以上に、なにかを求めているのではないのです。それならば、取るべき対応は”同調”です。これが愚痴を口にしている人が望んでいる対応です。

 

故に、いい加減に話を聞いていては、いけません。

 

相手の不平不満を、ただ聞き流していては「こんなに僕が腹立てているのに、真面目に聞いてもくれない・・・」と疎外感を感じてしまいます。こちらが理解しようとする意思を見せなければ、相手の愚痴はただの独り言になってしまいます。

 

さびしい気分にさせてしまうだけです。

 

その後は愚痴も、相談なども、してくれはしないでしょう。「この人に自分の気持ちを話しても無駄だ」と。いい加減な接し方をしてしまったために、信頼を失ってしまって「頼りにならない」と烙印を押されてしまいます。

 

聞き流すということは、「どうでもいい」という態度を、如実に表してしまいます。相手もそれを感じ取ります。信頼されるはずがありません。

 

反論することもよくありません。

 

意見の食い違いというのは、対立を招くだけです。

 

仮に反論で愚痴を黙らせたとしても、相手が身を引いただけです。心の中の不満を増大させただけで、余計に相手を傷つけているだけです。

 

お説教をされて、喜ぶ人はいません。求めているものが違います。屁理屈を聞かされたいのではなく、自分の今の気持ちを知ってもらいたいのです。

 

感情を逆撫でて欲しいのではなく、真摯に聞いて欲しいだけ。

 

すべてのことに「そうだね」と答える必要はない

とはいっても、相手の言っていることすべてに頷くのは難しいです。

 

納得できないことを「うん、うん」と首を縦にふるのは、心苦しいものです。なんでもかんでも承知することはできないです。

 

すべてを同調するのは難しい。

 

そこで、納得できるポイントを探して、そのポイントだけを拾い上げるのです。

 

例えば、Aさんという、上司に苛立っている人の愚痴です。

 

Aさん「○○部長、ムカつく!」

 

と言われても、「部長がムカつく」というひとつのポイントしかありません。これに同調できれば話は早いのですが、そうとは限りませんよね?

 

もしかしたらあなたにとっては、尊敬できる上司かもしれません。尊敬しているとはいかなくても、普段は特に意識するものがない相手かもしれません。

 

これでは対応に困ります。「部長がムカつく」という材料で同調できないのであれば、相手の愚痴を掘り下げて他の材料を探すしかありません。

 

「なにがあったの?」

 

と、話を広げます。

 

Aさん「聞いてくれよ。ちょっと仕事が遅れただけでご立腹だよ。朝から機嫌悪かったし、家でなにかあったんだよ。家庭の不満を職場に持ってくるなよ・・・。しかもオレだけダメなヤツのように睨むし・・・。本当にムカつく!」

 

・・・これでいくつか材料を掘りおこしました。

 

Aさんは、”仕事で怒られた””家庭の不満のせいで機嫌が悪い””自分だけ目の敵にしている”と、愚痴を言う理由を教えてくれました

 

これらの材料の中から、同調できそうなポイントだけに絞って話を進めるのです。

 

”仕事で怒られた”を取り上げるのなら、「どうしてすぐ怒るのかね、部長も。空気が悪くなるだけだよ」とAさんの味方をしてあげます。

 

”家庭の不満のせいで機嫌が悪い”を拾い上げるのなら、「僕もそう思う。上司なんだから自分の気分ぐらい、ちゃんとコントロールして仕事してほしいよな。いつも思うよ」と共通の敵であることをAさんに伝えます。

 

”自分だけ目の敵にしている”というのを持ってくるのなら、「同じ。僕にもだよ。なにが気に入らないんだろ?」と同じ立場であることをAさんに表明します。

 

Aさんの愚痴はまだ続くかもしれませんが、方法は同じです。

 

同調できないことを相手がこぼしているのなら、話を広げて(どうして?と聞いて)同調できるポイントを探して、同調できるポイントで会話を深めていく、です。

 

自分も納得できそうな部分を見つけて、相手が「そう思うだろ!」と言いそうな言葉を返す。「またなにかあったら、愚痴を聞いてよ」と信頼してもらうのが目的です。

 

愚痴を口にする人は、話を聞いて欲しいだけです。

 

けしていい加減に聞き流したり、反論したりする状況にはならないようにしてください。

 

愚痴を聞くのは気疲れしてしまうかもしれませんが、仲を深めるきっかけにもなります。ただの愚痴だと思わず、ちゃんと向き合ってあげてください。

 

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