ストレートな言い方と比喩のふたつの話し方

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技巧派

を簡単にしようとするのも手です。

 

わかりやすくするために。

 

しかし、あまりにも簡潔にしようとすると言葉足らずで、相手になんの影響もあたえることができないかもしれません。

 

今なぜ喜んでいるのか。

 

なんで憤りを感じているのか。

 

なにが自分を苦しめていて、悲しい思いをしているのか。

 

うれしいということを伝えるにもただ「うれしいです」とぶっきらぼうに言っても相手は「そうですか」と”相手の感情”まではゆさぶれません。

 

”本当にうれしい”と伝えるならば笑顔も必要です。「うれしい」の一言だけではわかりずらいのです。

 

相手に訴えかける要素が増えれば増えるほど効果的です。

 

ですが、

 

言葉の意味を補足するのに、笑顔や悲しい顔のような”見ていてわかりやすい”身体表現がすべてではありません。

 

言葉の表現方法、話し方だけでも意味を補足する要素はあります。

 

比喩です。

 

比喩とは?

別の物事に例えることです。

 

思ったことをそのまま言葉にするのではなく、まったく別の言い回しで相手に意図を伝えることです。

 

雪国は”寒い”ということを伝えるなら、

 

「雪国は”寒い”です」

と思ったことそのままでももちろん伝わります。”寒い”ということをわかってもらうには”寒い”という言葉を使えばわかってもらえます。

 

ですが”寒い”という言葉を使わなくても、相手に”寒い”という意図を伝える話し方もあります。

 

「雪国は何枚も服を重ね着しないと外を歩けないです」

・・・どうでしょうかね?”寒い”という言葉を使っていませんが、「雪国は寒い」だろうという意図は感じ取れるのではないでしょうか?

 

直接意味が通ずる言語を用いらなくても比喩で伝えることは可能なのです。

 

雪国は気温が氷点下になります。

と別の比喩を用いることもできます。

 

こういった比喩は人によって思いつく言い方が異なります。なにに例えるかはその人の身近なものがアイディアの生まれる源です。

 

他人と同じような話し方にならないということです。

 

人それぞれに感じ方や環境が違うように、その表現方法も人によって変わります。

 

個性がでる話し方をできるのが、比喩を用いる利点でもあります。

 

難しい言い回しをする必要はありません。比喩を用いる場合は当然、相手にもわかる例えでなくては本末転倒になってしまいます。

 

哲学書にあるような「さあ、この転げてくる海のうえ高く、秤をかざそう」なんて言い方をしても、聞いている人には「転げてくる海???」とちんぷんかんぷんです。

 

こんな話し方をしても理解してくれる人はいません。

 

また、”上手い”と思える例えもたいがい失敗します。

 

自分では「うまいこと言った!」と思っても周囲の人たちは同意していないことが常です。あまり変わったような表現も理解してもらえません。

 

穿った表現が伝わりやすいです。

 

直接的に伝え、比喩も用いる

ですが比喩ばかり使うのも適切ではありません。

 

どうしても理解してもらえない表現になることもあるでしょう。

 

比喩はあくまでも例えです。

 

わかりやすく伝える方法のひとつです。

 

最初に相手に訴えるかける要素は多い方が良いと言いました。ですので直接的に伝え、比喩でも表現すること。要素を増やすことが相手の認知を助け、わかりやすい話し方になるということです。

 

先程雪国の寒さの例を話しました。「何枚も服を重ね着しないと外を歩けない」という例です。

 

この例を用いるのに”寒い”という言葉は使っていません。

 

ですが、

 

使ってはいけない、ということではないのです。

 

「雪国は”寒い”です。何枚も服を重ね着しないと外を歩けないです」

これは”寒い”という直接的な表現と、比喩の両方の要素を入れています。

 

どうでしょうか?おかしな話し方にはなっていないはずです。

 

おかしな話し方にはなっていないのですが、言っていることは「雪国は寒い」と伝えたあとに言い方を変えて「寒い」とまた伝えているのです。

 

この「言い方を変えてもう一度言う」というのが、わかりやすく話すのに役に立つのです。

 

人は一度なにかを言われただけではなかなか記憶には残りません。ですが何度か言われると記憶に定着して覚えられます。

 

また、繰り返し伝えることで好意的に受け止められることが多いのです。

 

しかし、

 

しつこく繰り返せばいいわけではありません。相手が「しつこい」と感じると逆効果になってしまいます。ほどほどに繰り返すことで効果があります。

 

ここで比喩を用いる意味もあります。

 

「雪国は寒いです。寒いです」とまったく同じ言葉で言われても即、「しつこい」と思われてしまいます。言い方を変えることで”寒い”ということを重ねて伝えることができます。

 

相手に「しつこい」と思われずに繰り返し伝える話し方をすることで、相手にわかりやすい話し方ができます。

 

比喩を考えることは大変なことですが、思いついたときは是非、試してみてください。

 

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